お茶のちょっといい話

お茶は種類によって成分含有量が異なります。
玉露は玉露の、煎茶は煎茶の茶葉の量、湯加減、お湯をついでから出すまでの時間の組み合わせがコツです。
客人数分の茶碗には濃淡のないよう均等に注ぎ分け、急須に一滴も残さぬよう絞りきって下さい。
夏は「グリーンティー・オン・ザ・ロック」にしても美味しく召し上がれます。

-お茶の美味しいいただき方

美味しいお茶は10g

お湯は必ず一度沸騰させて使います。水道水でカルキ臭の強い時は汲置きして上澄みをお使いください。
お茶の香味は変質しやすいので、開封後はお早めにお飲み下さい。

お茶を美味しく淹れる温度

お茶の甘味成分アミノ酸類は60℃、苦味のカフェイン、渋味のタンニンは80℃で溶け出るので、ほどよく調和させることです。
お茶の美味しい飲み方はこちらより。

保存方法

気密性の高い容器に入れ、日光や放火香物・高温多湿を避けて保管してください。

-お茶の効能

カテキン
(お茶の渋み成分)
●発がん作用抑制ーβカロテンやビタミンCも有効とされています。
●生活習慣病予防ー血中コレステロールや体脂肪の低下、血圧や血糖の上昇を抑制し、かたよった食生活による様々な病の予防につながると言われています。
●殺菌・抗菌作用ー風邪予防、虫歯・口臭予防など。
*抗酸化作用や脱臭作用、抗インフルエンザ作用も注目されています。
カフェイン
(お茶の苦み成分)
●覚醒作用ー記憶力や集中力のアップにつながります。
●新陳代謝・血液循環促進ー疲労回復や低血圧の予防につながります。
*ほうじ茶や番茶はカフェインが少なく、お子様やカフェインに弱い方でも安心してお飲み頂けます。
テアニン
(お茶の旨み成分)
●脳神経機能調整作用ーリラックス効果(α波が出ると言われています)
●血圧上昇を抑制する働きがあるといわれています。
ビタミン類 ●抗酸化作用や皮膚や粘膜の健康維持が期待されます(ビタミンC、B2、E)
●動脈硬化等の予防(葉酸)
●発がん作用抑制、夜間の視力の維持に効果があるとされています(βカロテン)
*特に煎茶にはビタミンCが多く含まれています。

上記の他にもサポニン(血圧低下作用)やフッ素(虫歯予防)、カリウム・カルシウム・リン・マンガンなど、身体のバランスを整えるミネラル類も豊富に含まれています。
水に溶けやすいビタミンCなどの栄養素も、お茶として飲めばまるごといただけます。
また、食物繊維をたっぷり含んだ茶葉も、大切な身体の健康維持にぜひご活用ください。

※「人間と健康とお茶」国際茶研究シンポジウムより
※お茶に含まれる成分とその効能を記したもので、症状の改善や一定の効果を表したものではありません。

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