田尻虎蔵商店のほうじ茶は、こだわりの自家焙煎で丁寧に作られます。
<「自家焙煎」の歴史>
自家焙煎の歴史は創業当時まで遡ります。
先々代・田尻虎蔵が上海から復員した際、
戦地での上官の助言もあり、石川県七尾市は和倉でお茶屋を始めました。
当時は京都・宇治まで出向き、軍の支給品だったリュックに
めいっぱいの茶葉を仕入れ、和倉に持ち帰り販売していたそうです。
戦後、まだ何も茶葉を加工する器具もなかった頃、先々代は昔の知恵を活かして、
家庭用の両手鍋で丁寧に茶葉に火入れをし、お客様に提供していました。
ここが自社焙煎のほうじ茶の始まりと言われています。
そして月日は流れ、今では和倉温泉・輪島・奥能登を中心に、
約130店舗の旅館や飲食店、役場などで愛飲されています。
<「自家焙煎」ほうじ茶が出来上がるまで>
[1]商品ごとに、自社で茶葉をブレンドします。
[2]ブレンドした茶葉を火入れします。
[3]ふるいにかけて、茶葉の粉と茎部に分けていきます。
[4]最後に、煎りたてのほうじ茶を楽しんでいただくため、
窒素充填&真空パックをして完成です。